まずここでいう音源とは、ソフトシンセとハード音源を総称して音源と呼んでいます。
音源は単に音源と言ったり、音源モジュールという言い方をしたり、またシンセと言う事もあります。
最近ではDAWソフトなどにソフトシンセが付属しているものも多いです。
始めはそういうものから始めるのもいいかもしれません。
徐々に自分の欲しい音を探して買い足していけば良いと思います。

(音源の大まかな体系図)
音源選びに当たってはハードかソフトか、という大きな選択肢があります。
始めに、大雑把に比較した表を作りましたのでご覧ください。
|
ハード音源 |
ソフトシンセ |
場所 |
本体はもちろんのこと、アダプタとかも結構邪魔になる(^^; |
いらない |
物理的な接続 |
オーディオケーブルやMIDIケーブル(あるいはUSBなど)による接続が必要 |
いらない |
設定 |
音源本体からも設定できて便利(できない機種もある) |
DAWソフトあるいはソフトシンセの画面で設定 |
安定性 |
問題なし(ライブなどに強い) |
PCの環境に依存 |
PCの性能 |
問題なし |
スペックが要求される |
音質 |
音源による |
オーディオインターフェイスの性能にも影響を受ける(安物のオーディオIFではいい音が出ません・・。) |
MIDIファイルからwavファイル作成
(CD作成時など) |
レコーディングが必要 |
DAWソフトで一発で書き出せる |
その他 |
やっぱり実機があるというのは所有欲が満たせる?(笑) |
製品によっては購入前に体験版で試せる |
まず、ソフトシンセの最大のメリットはやはり
場所がいらないとい
うことでしょう。
とても地味なようなことですがかなり重要なポイントです。
電源の確保などの心配もいりませんし、ややこしいケーブルなどの配線もも
ちろん必要ありません。
なのでとてもスマートなシステムが組めますし、ノートパソコンに導入すれ
ば持ち運びができる
DTM環境が簡単に実現してしまいます。
逆にソフトシンセの
デメリットとしては、
システムがパソコンに
依存してしまうということです。
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ソフトシンセも音源とは言え、ソフトに変わりはないので、PCが不安定な状
況では音源も正常に音が鳴ってくれなかったりする場合があります。
また、ソフトシンセはPC内部で処理をしていますので
PCのスペックがあ
る程度必要となります。
ソフトシンセによって必要なスペックも違いますので、使いたいソフトがあ
る場合には良く確認しておくとよいと思います。
メーカーのサイトなどに推奨スペックなどという形で掲載されていますし、
体験版などもあることも多いのでできるならば購入前に体験版を利用してみ
るのもよいでしょう。
この、体験版を利用して購入前に試してみることができる、というのもソフ
トシンセのメリットですね。
また、ソフトシンセ単体では良く動いても他のプラグインソフトと併用する
とスペックが足りないということもありますので、その点も注意しましょう。
続いてハードの音源についてですが、メリットはまず
安定性の高さ
にあります。
パソコンと切り離されているので、パソコンのスペックもほとんど関係なく
どんな状況でも安定した動作をします。
なので、
ライブなどをする場合にはまだまだハード音源に分がある
と思います。
また、ハード音源にはボリュームノブが付いていたり音色設定なども手動で
もできるようにボタンが数多く付いていますから
直感的に操作もで
きます。
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ふと音色を変えてみたい場合や設定をいじろうと思った場合でも直感的に操
作できるのは大変魅力です。
ソフトシンセのようにパソコン側で設定したりするのも大変便利ですが、慣
れないうちはややこしくて音色設定をするだけで苦労をするような場合もあ
ると思います。(昔の私がそうだったりします・・。)
そして音質的な面から見ても、特にアナログ系の音源やサンプラーなどでは
ハード音源の方が音が太かったり、ハードならではの独特の音がでるような
機種もあります。